薄毛が気になるけど、
「育毛剤がいいの?」
「AGA治療薬がいいの?」
「そもそもどちらも本当に効果があるの?」
と疑問に感じて薄毛対策に消極的になっていませんか。
数多くの育毛剤が販売され、AGA治療のクリニックも増加しています。
そこで、まずは育毛剤・AGA治療薬のそれぞれの役割を解説したいと思います。
育毛剤と聞けば「毛を生やしてくれるもの」と認識されている方、残念ながらちょっと違います。
育毛剤は「頭皮の環境と整える」働きがあるものだと認識する必要があります。
「なんだじゃあ育毛剤は効果がないのか」と思うのは待ってください。
なぜなら、薄毛対策の最重要ポイントは、「健康的な頭皮環境を作る」ことだからです。
頭皮というのは畑に例えると土壌です。
土壌が悪い状態だと絶対に健康な作物は育ちません。すぐに枯れてしまいます。
雑草や小石などを取り除き、土を耕し、肥料をまくことで作物が育ちます。
頭皮も同様、清潔にして、血行を良くし、栄養を与えることが何よりも重要です。
頭皮の環境が悪い状態になる主な原因は
などが挙げられ、普段の生活のなかで頭皮環境に影響してしまうことが多々あります。
良かれと思って選んだシャンプーが原因なんてこともあります。
ヘアサイクルとは、簡単に言うと「髪の毛が生えて抜ける周期」のことです。
大きく分類すると「成長期」「退行期」「休止期」があり、正常時であれば成長期が一番長く通常2~6年間続きます。
しかし、AGAを発症すると、このサイクルが異常を起こし、成長期が短くなり、髪の毛が太く成長する前に退行期、休止期へと進みます。
細い毛のまま抜けていってしまうという状態になり、この細い毛の範囲が広がってしまうと髪の毛の本数が同じでも見た目は薄毛になってしまいます。
AGA治療薬はこの乱れたヘアサイクルを正常に戻す働きがあります。
ただし、あくまでもヘアサイクルを回復させることが目的であり、
AGAの症状が完治するはないという点に注意が必要です。
もう症状が改善したから薬をやめると、あっと言う間に抜け毛が大量発生する事になりかねません。
その為、AGA治療の効果を持続させたいのであれば、薬はずっと使用し続けなければならないと考えましょう。
そして、ヘアサイクルを回復させる効果としてはとても優秀なAGA治療薬なのですが、
人によっては副作用を発症させてしまうこともあります。
発生する率は1~5%未満ほどですが、性機能障害、発疹、抑うつなどが挙げられます。
女性は胎児、乳児への影響が心配されることから、薬にさわることも避けるべきとされます。
またインターネット上では、AGA治療薬の個人輸入を促すような情報が見られる場合がありますが、 粗悪品や偽薬の可能性が否定できないため、おすすめはできません。 薬の安全性と確実性の高い効果を期待するのであれば、 AGA専門クリニックで医師から処方を受けるようにしましょう。
前述したヘアサイクルの関係で育毛剤もAGA治療薬もすぐに効果が現れるというわけではありません。
効果の表れ方を知らずに「全然効かない!」と使用を途中で止めてしまうのは非常にもったいないことです。
せっかくかけた時間やお金がすべて無駄になってしまいます。
使用を始めてから薄毛解消効果が表れるまでは、どんなに早くても3ヶ月はかかります。
「そんなにかかるの!?」と思われるかもしれませんが、副作用がない限りは最低でも6ヶ月は続けましょう。
上記に当てはまるかたはセルフケアでは悪影響になる場合があるので、 クリニックへ行き適切な治療を受けてください。
前章の育毛剤、AGA治療薬に向かない人に当てはまらなく、
育毛剤を使うかクリニックで治療するか迷ったら、まずは育毛剤を使ってみてはいかがでしょうか。
薄毛の原因はストレス・遺伝・不摂生など、色々ありますが、
頭皮の環境を整えることで頭皮さえ元気になってくれれば、自然と髪は太くなってきます。
合わせて、生活習慣を見直したり育毛シャンプーやサプリを使ったりなど、
プラスαの育毛行っている場合はより早く効果を実感できるかもしれません。
でも、やっぱり育毛剤だけでは頼りないと感じているかたは
AGA治療薬と育毛剤と併用して使うことでより相乗的な効果をみこめます。
多くの育毛剤は天然成分を主体としているので
併用することで、効果がバッティングしたり、大きなマイナスなったりすることはないため
過度に心配する必要はないですが、薄毛の原因がAGAではない場合、
症状によっては育毛剤の使用が逆効果になることもございますので、
まず、医師とご相談のうえご使用ください。